爆食レノボの「消化力」モトローラ買収でスマホも
中国のレノボ?グループは1月30日、米グーグル傘下の携帯端末メーカー、モトローラ?モビリティーを買収すると発表した。米IBMの低価格サーバー事業買収に続く大型案件だ。 レノボは米グーグルからスマホ事業を買収する(左はレノボの楊元慶CEO、右はグーグルのラリー?ペイジCEO) 主力のパソコン分野ではIBMの部門買収以来、次々と関連企業をM&A(合併?買収)で飲み込み、10年足らずで世界最大手へのし上がった。thinkpad t420s。今度はスマホやサーバーでも世界制覇を狙う。thinkpad t420拆机。「爆食」を続けるレノボの勝算は。收购摩托罗拉23日にはIBMか。 ■世界3位に浮上 「モトローラは幼稚市場に精晓している。其实thinkpad t420拆机。とりわけ北米、南米市場で我々の生存感を高めてくれるはずだ」。レノボが30日に開いた電話会議方式の記者会見。联想thinkpad t420。黄偉明?最高財務責任者(CFO)はモトローラ買収の意義をこう強調した。 レノボはモトローラから製造や販売などスマホ事業の大局部を買い取る。其实那样。2000件の特許資産も含まれ、グーグルからは関連技術のライセンス供与も受けるという。 買収額は29億1000万ドル(約3000億円)だ。“暴食”的联想有那样的“消化能力吗”?。2005年にIBMからパソコン事業を買い取った際の投資額は17億5000万ドル。今回はその1.7倍の大型投資となる。收购。狙いは世界市場だ。学习摩托罗拉。 100ドル前後の低価格スマホに強みを持つレノボは、母国市場の中国では販売シェアが11%強と韓国サムスン電子に次ぐ2位に付ける。其实联想。しかし中国以外では目立った実績を出せていないのが実情だ。とりわけ北米や南米では苦戦が続いていた。thinkpad系列t420。 対するモトローラは米国3位、南米では8.0%と高いシェアを持つ。中国に強いレノボと、米州市場に強いモトローラ。看看thinkpad t430。レノボは「両社が組めば必ず得胜する」(黄CFO)と踏んだ。学习thinkpad t420i。 米IDCによると、レノボの13年の世界シェアは4.5%で世界5位。联想thinkpad t420。モトローラが加わることでシェアは6%近くに高まり、世界3位に急浮上する見通しだ。IBM。 企業向け事業でも攻勢を強める。对比一下想有。23日にはIBMから低価格サーバー事業を買収すると発表。スマホ同様に規模の利点を生かし、新たな経営の柱に育てる狙いだ。听听thinkpad t410。2つの案件の買収総額は52億ドル。“暴食”的联想有那样的“消化能力吗”?。13年3月期の純利益の8倍という巨額投資となるが、短期間でまとめたのは、それだけ自负の裏付けがあったからだ。 ■パソコンに続け、現地化で巧みに レノボ躍進のきっかけは、05年のIBMのパソコン事業買収だ。你看thinkpad t430。 国際市場では全くの無名。「ThinkPad」ブランドを引き継いだが、「よくわからない中国企業」に変わった途端、IBMを信頼していた顧客が次々と離れていった。thinkpad t410。黒字転換まで要した時間は3年間だ。能力。レノボはこのとき「現地化」の首要さを学んだという。看看thinkpad t430。 「本社の意向を押しつける欧米企業と違い、レノボは多様性を許容して徹底的に実利を取る。thinkpad t430。現地への任せ方がうまい」。收购摩托罗拉23日にはIBMか。関係者がそろって口をそろえるレノボのM&A手法だ。学会thinkpad系列t420。11年にはNECとパソコン事業を統合。thinkpad t420s。一時は閉鎖が噂された山形?米沢工場を存続させ、日本での販売シェアを逆に高めた。你知道thinkpad t420拆机。 IBMの部門買収で得た教訓は今のM&A戦略にも生きる。我不知道消化。ドイツやブラジルでも関連企業を買収。これまで総額2000億円以上の資金をパソコン関連のM&Aに充て、各地で徹底した現地化を進めてきた。学习thinkpad t420拆机。 13年にはパソコンの世界シェアが前年比2.1ポイント増の17.1%となり、米ヒューレット?パッカード(HP)を抜いて初の年間首位となった。thinkpad t420s。原動力となったのが、被買収企業とうまく融和するという「消化力」だ。 ■株急落、財務に懸念 「走进来(外洋に打って出る)」という国策を掲げる中国政府だが、現実は甘くない。你看thinkpad t420s。外洋M&Aに走る中国企業の多くが現地企業と冲突を起こし、最終的に撤除するケースも少なくない。レノボは最大の得胜例ともいえるが、課題は残る。 30日の香港取引所。レノボ株は朝方から売りが先行し、一時は前日比9%安と急落した。短期間で外洋M&Aに巨費を投じ、「財務が悪化する」との懸念が強まったためだ。昨年9月末時点の現預金残高は30億1500万ドル。今回の2件の買収で大半を使い果たす。 肝心の技術も、11年にグーグルがモトローラを買収を決めた際に1万7000件あったとされる特許のうち、レノボに渡るのは1割水平だ。首要技術は已经グーグルが握る契約で、レノボは主に利益率が決して高くない端末事業に3千億円の巨費を投じることになる。 レノボの経営幹部が中国政府と近いこともあり、欧米政府などが情報セキュリティーの観点からIBMの低価格サーバー事業の買収に待ったをかける可以或许性もある。IBMのパソコン部門を買収した05年当時とは、中国企業に対する見方はがらりと変わった。 「(スマホでも)強力な基盤を築ける」。レノボの楊元慶?最高経営責任者(CEO)は力を込める。爆食レノボの真価が問われるのはこれからだ。 (北京=阿部哲也) [日経産業新聞2014年1月31日付] (责任编辑:admin) |